SS1~5 | ハツコイくれいじぃ

SS1~5

最近ほんとに娘。を見てないわけです。テレビをつけようとすると、必ずリモコンがないわけです。たまたまリモコンがあり電源をぽちっと押すと、チャンネルが「ビデオ2」になっていたりして、いつのまにかドラクエが始まるわけです。セクシービーム!!でもゼシカはレベルが10でセクシービームのセの字も色気がないわけです。
つまり何が言いたかったかというと、ただいま岸田、さゆみんと遠距離恋愛中なのでございます。離れれば離れるほどに思いがつのりまして、僕はついに友達からもらった「女子かしまし物語」に手をつけた次第であります。
てかこのPVかわいいね……。小ネタも利いてるし、僕もう大満足です。「そうなんですよねー!」の新垣さんに萌え、メガネの藤本さんに萌え、すっぴんのさゆみんに萌え!!でもやばいのはあいつだよ……。わかってるんだろ?そうだよ流し目さゆみんだよ!!最初と最後の妙によそよそしい娘。たちのシーンでのさゆみんがあまりにかわいすぎて僕は家から出られません。きつい感じのさゆみんは本当にずるいと思います。こんなん平気で遠距離とかしちゃうもんね!
こんなこといってる僕は、冷静に日記を読み返してみたのですけど、本当に今が正月休みでよかったと思いました。

それでは例によってあのコーナー。


1 そばになくてはならないもの

落ちが読めたなぁ、というのが残念だった。でも、思わずニヤリとしてしまう落ちというのは、こういう落ちなのかもしれない。娘。小説であるからこそのネタ。入念なネタ振りに、いつだいつだ、いつくるんだ、という楽しみがあった。
また、細かいことではあるけど、名詞を受ける動詞や形容詞の使い方に違和感を覚えた。硬質な文章の合う話だと思うのでアプローチは好きだったのだが。


2 パラノイック・ナイトウォーク

安倍さんのぬっちネタ。
その際に最も書きやすい手法ではあると思うのだが、この四作品の類似点が見つけられなかった。それによっては、大幅な加点もありうると思う。カミングアウトが楽しみ。
今回はぬっちネタが多数出そうなだけに、焦って投稿したのかなあ、と思いました。


3 ふたりだからひとり

タイトルが素晴らしいなあと思った。最後の村田さんの寂しさがすごくよく表れている。一人ぼっちだと感じるときってこういうときだよなぁ。
ただ、村田さんと柴田さんが自分の思っている二人のキャラとかけ離れていたのが残念。もっと長い話で読んでいれば感情移入が出来ていたと思うのに。


4 二人掛けの真っ白なソファ

道重さんかわいいなあ。それが第一。でも一番オチがわからなかったのも、道重さんと高橋さんの話。七期ってどういうことだろう。オチを考えなければ雰囲気のとてもいい話だと思った。キャラがよく出ているし、それぞれが魅力的に描かれている。「道重独特の、甘えた足音だった。」という表現がかわいらしくて大好きだった。


5 はちみつきんかんのどあめ

うーん、タイトルの語感だけで話の枠を決めたのだろうか。はちみつを体に塗りたくっている絵はすごく色気があってよかったと思うのだけど、それがタイトルと結びつけるだけで終わってしまったのが悔しい。もっともっと可能性のある話だと思うんだけどなぁ。



ふうけい

絵里は笑ってばっかりでちっとも役に立たない、とさゆがほおを膨らませたから、そのやわらかそうなほおに蜂蜜をたっぷりふくんだ絵筆をはわせると、さゆはくすぐったそうに身をよじった。
「もったいないよぉー」
さゆはそう言って、小指ですくった蜂蜜をぺろりとなめる。そして、そのままの手でホットケーキの具財を鉄板の上に流し込んだ。
おいしそう、と呟いたさゆに、そうだね、と相槌を打って、だけど私の目は、鉄板ではなくてさゆの右手の小指を追いかけていた。




ことば

歩行者信号が点滅してブレーキをかけた愛ちゃんにやっと追いついて、
もう逃がすまいと多少乱暴に掴んだ腕の感触と、
勢い振り向いた時の愛ちゃんのビックリ顔と、そのすぐ後の

「アッハ、捕まっちゃった!」

という無防備な笑顔がやけに印象的で、腹の立つほど清清しく、
私は

「ガキはどっちだよ!帰り道は反対側!」

と憎まれ口を叩きながら愛ちゃんの手を引いて来た道を戻った。

ハルヒ「ジャングルジム