ハツコイくれいじぃ -2ページ目

焼きつけるオレンジ

最近すっかり家を空けていたせいか、娘。との心温まる触れ合いがほとんどありませんでしたが、ついにやりましたよ先生!
久しぶりの休日をぼてーっと部屋で過ごしていたところ、ふと垂れ流しになっているテレビがつまらないことに気付き、リモコンをポチポチと動かしていました。するとなんとしたことでしょう! 僕は新春かくし芸大会の存在をすっかりと忘れていたのです!! ということで、さっそく見ることにしました。とは言え時間は既に八時を回っています。娘。たちの出番が終わっていたとしても不思議はありません。テレビではちょうどネプチューンの名倉さんがごめんなさいのポーズをしているところでした。そして、次はホリケン。おー、なんて思いながらテレビを見ていたのですが、気付くと両側に辻さんと加護さんが登場しているではありませんか! そうこうしているうちに彼らは題目をやり終え、50点の得点表示がされ、演技者たちが互いをたたえ合います。そうです、彼女たちの演技は終わってしまっていたのです。僕の前に絶望の帳が下ろされました。僕は辻さんと加護さんの演技を見れなかった。加護さんとアイコンタクトを交わせなかった。愛してるという口の動きを読み取ってあげることができなかった! しかし、喜びのせいか安堵のせいか、涙ぐんでいる加護さんを見て、僕は全てを悟りました。彼女は僕に自分の演技を見られるのが恥ずかしかったのです。恥ずかしがり屋の彼女のことですから、それを攻めることはできません。ただそれならば全てに納得ができます。僕が友達の誰からもかくし芸の話題を出されなかったこと。最近テレビを見ていなかったこと。そして、彼女の最後の笑顔だけを見ることができたということ――。まあそんな妄想はさておいて加護さんがかわいかったです。演技見たかったなぁ。
モーニング娘。の演技?はしっかりと見ることが出来ました。とは言え、特に難しい演技をしているわけではなくて、中山さんのアシスタント的な役割でした。最初から見ていなかったのでわかりませんが、出番あれだけだったのかなぁ。飯田さんと矢口さんは順当として、残りの一人が石川さんではなく高橋さんが選ばれたのは彼女のほうが空気を読めるという事務所側の判断でしょうか。僕の予想は間違いなく外れていると思います。(石川さんは時代劇の撮影だとして、吉澤さんは……?)

さてさていつものコーナー。


「焼きつけるオレンジ」作者:初風

いじめの話。あるいは家族間の問題の話。
初風さんらしくテーマがものすごく重い。それでも面白い(表現が適切ではないかもしれない)と思ってしまったのは、作者さんが描く世界があまりにも美しくて悲しかったからだろうか。
れーなやさゆのキャラもよく出ているし、ストーリーの流れにも違和感はない。三人目の重要人物、絵里の存在も物語りに深みを増している。
本当にすごい話だと思った。
そして「あたしは夕陽が怖い。」という一文。偶然にもこの一文を最初に読んでしまい、読む前から物語に引き込まれていたわけだけど、読み終わってさらにこの一文の重要性を知った。この一文に集約される物語は、ただただ悲しい。


ことば

「あたしはこの刃の切っ先を世界に向けて立っているんだ。
 そうして、これ以上空が落ちてこないようにって構えてるの」

イヌきち「カラフルワールド」

夕暮れ三軒茶屋

一日遅れでハロモニを見たわけですが、娘。のから騒ぎなるコーナーをやっていました。毎回こういうすばらしいコーナーをやってくれればいいのに。
とりあえず僕は、石川さんのかわいさにやられてしまいました。最近は僕の中で石川さんのルックスの評価がが見るたびにぶれていたのですが、今年最後のハロモニでやられました。こういうテレビ局のやり方って汚いと思います。来年も見てしまうじゃないですか。石川さんがかわいすぎて。今日のナンバーワンの表情は、飯田さんに慰められたときに崩れ落ちるように笑った表情でした。
また、至るところで取り上げられてるとは思いますが、紺野さんの告白がすばらしかった。そこで照れちゃだめだよ! おっちゃんの心をわしづかみだよ! 彼女はほんとに完璧ですね。
他にも高橋さんが二列目ってなんでだよとか、藤本さんは相変わらず切れ味鋭でー! とか、田中さんの破壊力抜群な「そういう大人が大っ嫌いで」(彼女のしかめっつらは真に迫っていてとてもすばらしいですよね)とか、注目すべきシーンはいくらでもあったわけですが、何よりもすばらしかったのは、当然道重さんの笑顔です。すみません、これ落ちなんです。落ちてないとか言うな! さゆみんさゆみん。

それではいつものコーナー(まだ二回目)


「夕暮れ三軒茶屋」作者:エロ火

田中さんと亀井さんと道重さんの話。短編集「斜陽」の没作らしい。
いい雰囲気だなーとほのぼのと読んでいた前半。雰囲気ぶち壊しの道重さんを微笑ましく見つめながら、このままずっと三人の触れ合いを見ていたいなーと思っていたら、なんだよこのラスト! 今までの全てのやりとりを布石にしたすばらしい展開。三人の和解によるカタルシスとそれぞれのそれぞれへの思い。道重さんがあまりにもかわいいので画面の前で照れてしまった。
さりげなく使われた「斜陽」というテーマもいい感じ。
人間は一人になったときにこそ芯の部分が現れる、なんて当たり前のことを今さらながらに実感した。ギャップの魔力は恐ろしい。


ことば

「きれいだね。でもさゆは夕陽がきらい」
「なんで」
「れーな。おばけよりこわいの何?」
「またソレ?てかお化けとか普通にいないでしょ」
「ふふ、さゆ、夕方がこわいの」

初風「焼きつけるオレンジ」

癒しのメソッド

今日は何の番組か失念してしまったのですが、テレビをつけたらモーニング娘。が歌っていました。どうやら総集編のようでした。ピンクレディーとの競演で、お互いの歌をカバーしていたのですが、道重さん最高。とりあえずそれしかわかりませんでした。あ、でも、確実に、石川さんは音を外してた。ぴよって音がとんだ。
圧巻はラブマシーンのサビの部分。いつの間にか消えていたピンクレディーがサビの直前に、一番高いステージから発射。そしてそのまま野太い声でサビを歌い上げました。歌ってすばらしい。心から笑えました。何か壮大なネタを見せられた気分。

気持ち悪いって思われる方が多数かとは思いますが、僕「モーニング娘。」を題材にした小説をよく読むわけで、それの感想でもつづってみようかと思います。唐突ですがごめんなさい。わけわかんない用語とか出てくると思います。でも好きなんだよ……ッ!なので嫌いなひとは読まないでね☆


「癒しのメソッド」作者:雪ぐま ネタばれ有り

以前から人気があると噂には聞いていたのだが、何となく敬遠をしていた。人気のcpに恋愛の話。アンチも多くついていると言う。だからあまり期待しないで読んだのだけど、あっさりと予想は裏切られた。冒頭の一行でもうやられてしまう。これは予想していたようなご都合主義の恋愛ものではない。内容に触れてもいないのにそう思った。
一つの恋を書ききった。それだけでも素晴らしいと思う。始まって終わること。終わりに意味を見出している最近の僕の心にはすっと入ってくるストーリーだった。描写も丁寧で、痛いほどに後藤さんの気持ちが伝わってくる。それに、相手役の紺野さん。主役を食うくらいにかわいくて、でも僕たちが感情移入していた後藤さんの好きになった相手なのだから、それも当然なのかなぁと思ったり。こんごまって好きなcpじゃなかったはずなのになぁ。やられました。
個人的にはラストが大好き。読み終わった後に言わせてもらうと、もうあのラスト以外は考えられない。まさか恋愛小説でうるっとさせられるとは思わなかったなぁ。すごく面白かったです。


ことば

野良猫に餌をやるのが正しいかどうか。
衛生的な問題ではなく、その猫が野良として生きていくために、
簡単に人の手を借りることを覚えてしまうことが、
はたしてよいのかどうかという問題。

雪ぐま「癒しのメソッド」

立ち位置

読んでしまったあとに、うわーなんだよくだらねーよーばかー!
となってしまう方が多数いると思われるので、立ち位置をはっきりさせておこうと思います。
管理人岸田はモーニング娘。の道重さゆみさんを溺愛しております。
そういうことですので、後から石投げたりしないで!!